3月
26
2008
商品もできあがり、いよいよネーミングを考えることになりました。
高性能の断熱機能をプラスした高級感あふれる商品のイメージで、ユーザーさんには快適で、安心。しかも環境にやさしいカーライフをサポートする商品
このようなコンセプトの中でネーミングは当社のウィンドウフィルム事業部の全社員にお願いして色々と知恵を絞り名前を考えてもらいました。
COOL PULSE(クールプラス)、
涼(リョウ)、
ルミシールド、
ハイステージ
・・・
・・・
など色々なネーミングがあがりました。
そこで決まったのがCOOL PULSEでした、しかし在り来たりで少し古い感じがしたため、いったん進めていたブランド名を再度見直すことになりました。
そこで、ある社員Mさんの発案でSylphde(シルフィード)と言うネーミングが提案されました。
シルフィードというのはフランス語で「風の妖精」という意味です。
夏の厳しい暑さを和らげる事により人にやさしい心地よい空間を提供し、妖精がはこんで来たそよ風に吹かれたような快適な気持ちにさせてくれる。
こんなイメージと優しさを連想させる語感により最終決定となりました。
さあ、これでいよいよ商品の発売に向けて、次は販売戦略を立ててスタートしていきます。
3月
26
2008
ここではちょっと、ルミクールSDについてお話したいと思います。
当社は、カーフィルム国内メーカーの先駆けとしてより高品質な商品を開発してきました。
業務用カーフィルム ルミクールSDは20年以上にわたり、業界のトップシェアーを確保してきました。
特に他社の追従をゆるさない理由は、フィルムの着色方法、品質の安定性、すぐれた施工性にあります。
フィルムの着色方法は、ポリエステル原材料の中に着色原料を入れ、フィルムを製膜する
原着加工という製法を取り入れ、従来の透明ポリエステルフィルムに染料を入れ色づけ
したり、顔料を透明フィルムにコーティングする製法と違い、高透明性と、高耐候性そして
品質の安定性を確立することができたのです。
しかも3次曲面のガラスを熱成型するのも扱い易く、熱による色抜けなど起こりにくい商品
で、全般的にも施工もし易いため、多くのプロの職人から支持されている商品なのです。
このルミールSDをベースにさらにITOを使用し高断熱性能を持った新しい商品が、今うまれようとしているのです。(ワクワク)
3月
26
2008
熱線吸収タイプのフィルムをどの様に作っていくか検討しました。
一般的にはフィルム表面の傷がつきにくくするために塗布しているハードコート層の中に熱線を吸収する鉱物の微粒子を入れる製法が知られています。鉱物の種類としてアンチモンとインジュームなどが使用されます。
それぞれの酸化物をATO(三酸化アンチモン)とITO(酸化インジューム)と呼ばれています。
塗布量などにもよりますが、試作結果よりATOでは赤外線カットが50%前後で、ITOは70%カットすることが判りました。
コスト的にはITOを使用した方が大幅にアップする事になるけれど、性能を重視しITOを使用する事になりました。
ITOを使用して加工する際、ハードコートとベースの密着性が悪く、ハードコートが剥離したりする問題が起きましたが、なんとか苦労の末、製品が完成しました。
そしてベースとなるフィルムは透明PETと原着フィルムである当社のルミクールSDを採用する事になりました。
ルミクールSDとはどんなフィルムなのか次にお話いたします。
3月
26
2008
前回の会議において、新しいフィルムの開発として高性能の断熱フィルムが決まりました。
いよいよ商品製作について話し合いが行われました。フィルムに高い断熱性能を持たすには、どうすれば良いいのか。まず断熱性能について学びました。
太陽から放射するエネルギーを波長で分けると
(1)紫外線、
(2)可視光線、
(3)赤外線
に分類されます。
特に物に当たると熱エネルギーに変わるのが赤外線です。赤外線は780nmm〜2100nmmの波長域が対象で、この領域のエネルギーの透過率を削減する事が断熱性能を上げるキーポイントになります。
フィルムにおいて赤外線をカットする手法としては、2通りあることが判りました。
まず熱線を反射するタイプでフィルムに金属の粒子を付着させた従来から良く使われたアルミ蒸着フィルムや金属スパッタリング製法などが知られています。
もう1つの製法は熱線吸収タイプで鉱物(セラミック)などを細かく粒子にしたものを付着させたものです。
性能的には金属の方が優れていますが、外観がカガミ状に反射し、なおかつカーナビやカーオーディオなどにおいて電波障害が起きる可能性があるため、熱線吸収する非金属のタイプの断熱製法を採用する事に決まりました。
さて次はどのように熱線吸収タイプの製法を選択するかについて取りかかることになりました。この件については次に紹介いたします。
3月
26
2008
今日はいよいよ新商品開発に向けて第1回目の企画会議の日です。
まず、皆で2010年に向けての新しいフィルムとはどんなものかを話し合いました。
こんなフィルム有ったらいいのにと思うもの
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色の変わるフィルム
太陽の光が強くあたると色が濃くなり、あたらなければ薄いなる昼間スモーク、夜間透明フィルム
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香りのするフィルム
フィルムの中に香料を入れリラックスできる癒し系フィルム。または、臭いを消す機能をもったフィルム
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マイナスイオン発生するフィルム
2と同様リラックス、健康をテーマにしたフィルム
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高性能断熱タイプフィルム
従来のフィルムの性能をさらにアップ 省エネタイプ
1の色の変わるフィルムは太陽紫外線により色が濃くなる樹脂があるんですが、今のカーフィルムのような濃いスモークの色まで出せないし、紫外線をカットする性能が失われてしまうため製品化は、今のところ残念ながら難しいとの事で断念することになりました。
2、3については、何もフィルムで性能を持たせなくてもいいのでは エアコンフィルターに性能を付けたり、芳香剤のようなもので対応できるのではないか。3に関しては、フィルムにコーティングする事は可能だけどマイナスイオンを発生する物質に色がついているために透明性が失われる。と言うことで。
残ったのはやはり、実現可能な高性能断熱タイプのフィルムとなりました。
地球温暖化対策としてCO2削減、省エネ対策にも貢献でき、何よりも車の快適性を求めるのであれば、やはり暑さ対策が一番、UVカット、万一の際のガラス飛散によるケガがから身を守る プライバシーガラスに対抗するにはこれが一番という事になりました。
さあテーマが決まったので 次は商品の製作にかかることになりました。
3月
26
2008
これから企画する新商品を考える前にカーフィルムはどうして出来たのか、どんな歴史をたどって現在のフィルムに至っているのかについて、お話します。未来を描くには過去を知る事も大事ですよね。(汗)
カーフィルムは1970年頃 アメリカで生まれました。
もともとはNSAの宇宙開発で高熱にも耐えるような金属蒸着フィルムが開発され、宇宙マスクやガラス窓などに貼られたそうです。
その後 一般建築物用として使用されました。
1980年頃 日本に輸入されてきました。
当時は高級車向けに使用され、高価な商品で限られたユーザーにのみ普及しました。また、カーショップなどでも販売され一般のカーマニアからも支持されました。
その後、運転席、助手席にフィルムを貼った車が目立ち出し、サングラスカーと呼ばれ、新聞・マスコミで運転に危険なため法律で取り締まるように運動がおきました。
当時 そのためフィルムの需要が一気に減ってしまったようです。
1989年 法律により運転、助手席、前面ガラスは可視光線透過率70%以上確保する事が条件でフィルムが認められ、後部ガラスに対しては問題ないことが決まりました。
1990年以降、パジェロなどRV車やワンボックスカーがブームとなりファッション性、プライバシー保護、日よけなどを目的にカーフィルムの需要が大きくのび、ブームとなりました。
1995年頃 ホンダ車よりスモーク色のプライバシーガラスが採用となり、ユーザーの支持を受け、他のメーカーもどんどんRV車、ワンボックス車、ミニバン、軽自動車などに採用され、フィルムの需要が徐々に減少してきました。
2000年に入り フィルムの性能も良くなり、以前のような色が紫色に変色しなくなり、透明フィルムでも断熱する機能を持った商品などが開発されました。現在は外車、セダンなどがフィルムの需要の中心になっていますが、最近ではプライバシーガラスの上からフィルムを貼るユーザーも増えてきているようです。
2010年に向けてフィルムはもっと進化したものを開発していきたと思います。
ちょっと、シルフィードのオフィシャルブログっぽくなってきましたかねぇ?
3月
26
2008
僕はIKC株式会社 入社8年目 30歳の 泉 春男です。
フィルム事業部に配属され 自動車用フィルムの営業をしています。自動車フィルムの営業とは、特に業務用カーフィルムをプロの施工店へ販売することです。
営業の仕事も慣れてきたけど、今や新車や中古車にもスモーク(プライバシー)硝子が増えてきてフィルムの需要が徐々に減ってきて売上も思うように伸びなくて悩んでいます。(汗)
そんな時 突然 上司から呼び出しがあり、「カーフィルムの新商品開発プロジェクトのリーダーとして頑張ってみないか?」という話がありました。
僕は、
『自動車にフィルムを貼ることによってもっと快適なドライブを実現できることを自動車に乗っている皆さんへ、知ってもらいたい。』
『今まで以上にもっと機能性を追及したフィルムの製作をしたい。』
と考えていました。
まぁ、そういうこともあり、このプロジェクトのリーダーとしての任命を受けることにしました。
プロジェクトチームは上司のS課長、企画開発のT課員、東京支店のM課員の4名で結成
することになりました。
まず、どんなフィルムを作るか?
色々と提案を出し合い その中で実現可能なものを製品化していくという事になりました。
そして一週間後にプロジェクトチームが集まり企画会議を行うことになりました。さあ、どんな商品ができるか、ワクワク ドキドキします。